ホワイトニングの方法としては、大別するとオフィスホワイトニングとホームホワイトニングの2種類があります。
でも、コストとか、効果とか、手間とか考えるとどちらが良いのか迷いますよね。
実は、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングは両方メリットとデメリットがあり選び方ってよくわからないんですよね。
そこで、この記事ではオフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違いをわかりやすく解説します。
さらに、どちらのホワイトニングを選ぶべきか、選び方まで誰にでもわかるように解説していきます。
ホワイトニングの選択で迷っている方は、是非参考にしてください。
目次
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違い
歯科医院に通い専門家によってホワイトニングをしてもらう『オフィスホワイトニング』。
自分の歯型にあったマウスピースと薬剤を処方してもらい自宅で行う『ホームホワイトニング』。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する『デュアルホワイトニング』もあります。
この章では、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違いを解説します。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングでは、薬剤の濃度が違います。
オフィスホワイトニング:濃度35%程度の過酸化水素
ホームホワイトニング :濃度10%程度の過酸化尿素
含まれる成分もそれぞれ違いますが、実はホームホワイトニングに含まれる過酸化尿素は口内で過酸化水素に分解されるため、結局ホワイトニングのメカニズムはオフィスホワイトニングもホームホワイトニングもほとんど同じです。
しかしメカニズムは同じでも、
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングは「効果」,「コスト」,「手間」,「安全性」がそれぞれ異なります。
また、それぞれどちらが良いとか、悪いといったことはなくメリット、デメリットがあるので解説します。
処置の仕方の違い
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの処方の流れをそれぞれ解説します。
オフィスホワイトニング
①歯をクリーニングします
②薬剤が歯肉を保護するために、レジン歯肉に塗ります
③ホワイトニング剤を歯に丁寧に塗布します
④ホワイトニングの反応を活性化させるために光照射を行います。
(専用の光を当てるとホワイトニング効果が高まります)
その後、ホワイトニング剤を洗い落とし、オフィスホワイトニング完了です。
コースによってはこの工程を数回繰り返します。
ホームホワイトニング
①歯科医院で歯型をとりマウスピースを作成します。
②自宅でマウスピースの内に、処方された薬剤のジェルを注入します。
③マウスピースを歯に装着し、2時間ほど待ちます。
何か作業などしてても大丈夫です。
ホワイトニング成分と効果の比較
効果に関してはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングでそれぞれメリット、デメリットがあります。
オフィスホワイトニング
メリット:濃度が濃いため即効性がある
デメリット:色戻りが早く持続力が短い
ホームホワイトニング
メリット:色戻りしにくく持続力がある
デメリット:効果が出るまでに時間がかかるという
オフィスホワイトニングは、
即効性があり1回の施術で2〜3段階程度歯を白くすることが可能です。
しかし、即効性がある分薬液が染み込んでいきにくいため色戻りが早い(3か月~6か月)というデメリットがあります。
一方でホームホワイトニングは、
濃度が薄いため効果が現れるまでに2週間程度かかってしまいます。
しかし、長い時間をかけて治療を行うため成分が内部まで染み込み自然な白い歯にすることができます。
また、効果が6か月~1年程度持続し、効果の持続時間が長いというメリットもあります。
「コスト」の比較
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングはコスト的にいうとどちらもあまり変わりません。
しかし、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用するデュアルホワイトニングは2倍~2.5倍くらいコストがかかります。
オフィスホワイトニング:¥15,000〜¥50,000
ホームホワイトニング:¥20,000~¥40,000
デュアルホワイトニング:¥50,000〜¥80,000
しかし、オフィスホワイトニング関しては最近では¥5,000以下で受けられる低価格のホワイトニングも出てきたためオフィスホワイトニングの方が低価格で済むこともあります。
低価格のオフィスホワイトニングに興味がある方はこちらの記事をご覧ください。
>【¥5000以下】料金で選ぶ!歯科医院で受けるオフィスホワイトニング【圧倒的に安い】
しかし、オフィスホワイトニングは先述した通り色戻りも早いため長期的に見るとホームホワイトニングの方がコストは安くなります。
「手間」がかかるのは?
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングだと実際に施術するときの手間も異なります。
手間も一長一短あるので、自分の生活スタイルに合わせて選択する必要があります。
オフィスホワイトニング
数ヶ月に1回の通院回数が必要。
1回の施術は1時間以下。
ホームホワイトニング
通院をする必要はありませんが、毎日2時間薬液を注入したマウスピースを装着必要(2週間)。
しかし、好きな時間にやってOK。
ただし初回は歯科医院で診察とマウスピースの作成をしてもらいます。
オフィスホワイトニング であれば通院が可能か?
ホームホワイトニングであれば毎日2時間マウスピースを装着可能か?
などを検討する必要があるということです。
リスクの比較
過酸化水素は基本的には歯に染みません。
しかし、知覚過敏の方、歯に欠けがある方、エナメル質が薄い方だと歯に染みてしまうことがあります。
また、オフィスホワイトニングの方が過酸化水素の濃度が高いため刺激が強く、歯にしみるリスクは高い。
しかし、オフィスホワイトニング の場合は歯科衛生士や歯医者がリスク管理をしてくれるため何かトラブルがあっても安心で、自分で行うホームホワイトニングよりも楽というメリットがあります。
ホワイトニング方式の選択法
このようにオフィスホワイトニングとホームホワイトニングは一長一短。
どちらが良い、悪いというのは一概には言えません。
それでは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングをどう選べば良いのかを選択のポイントを解説します。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングはコスト的にはどちらもあまり変わりません。
そのため、「効果」と「手間」と「リスク」で比較し選択していきます。
面倒くさがりで、即効性を求める方にはオフィスホワイトニングがおすすめ!
・2週間毎日2時間のマウスピースの装着が面倒な方
オフィスホワイトニングは、何と言っても即効性があります。
また、ホームホワイトニングの場合は毎日2時間のマウスピースの装着が必要ですが、オフィスホワイトニング であれば30分〜1時間で済みます。
時間がかかっても良く、毎日2時間の時間が取れる方はホームホワイトニングがおすすめ!
・2時間毎日2時間マウスピースの装着が可能な方
・自然な白い歯を手に入れたい方
(・知覚過敏の方 ※とりあえず専門家に相談)
ホームホワイトニングは時間も手間もかかりますが、自然な白い歯が手に入ります。
長い目でホワイトニングを検討している方は、ホームホワイトニングが良いでしょう。
知覚過敏の方も薬液の濃度が薄いホームホワイトニングの方がしみにくい可能性が高いですが、まずは医師に相談しましょう。
いくら手間とお金をかけても白い歯を手に入れたい方はデュアルホワイトニングがおすすめ!
・手間やコストに換えても白い歯を手に入れたい方
デュアルホワイトニングはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングのいいとこ取りができます。
しかし、デメリットとして手間とコストはかなり大きいです。
「なんとしてでも!」という気概がある方はデュアルホワイトニングも選択肢に入れると良いでしょう。
また、次のような方は注意が必要です。
ホワイトニングを受けられない場合もありますので医師へしっかり相談しましょう。
・知覚過敏や歯に欠けがある方
(しみる可能性がある)
・歯の変色の原因が「神経がない」「外傷」「抗生物質」により変色している方
(根本から漂白できず効果が薄い可能性がある)
また、次のような方は基本的に受けられません。
健康被害の可能性もあるため、しっかりと医師に相談しましょう。
・妊婦や授乳中の方
・18歳未満の方
・ホワイトニングする歯に虫歯がある方
・セラミック・金属・プラスチックなどの人工の歯の方
・無カタラーゼ血症の方(過酸化水素を体内で分解できない方)
”とりあえず”オフィスホワイトニングを予約するのがおすすめ
医師に相談するきっかけとして、まずは低価格のオフィスホワイトニングを試してみることがおすすめです。
理由は、
初めてで不安でも専門家が手取り足取り処置をしてくれるため何かあっても安心で、不安なホワイトニングの効果も確認できるためです。
さらに、その場で自分の歯のチェックや相談もできるためホワイトニングが可能かどうかも質問できます。
最近では¥2,750と低価格でできるオフィスホワイトニングもあるため、「試しにやってそこで決める」という方法が取れます。
この方法はかなりおすすめです。
低価格のオフィスホワイトニングはこちらの記事にまとめていますので興味がある方はご覧ください。
>【¥5000以下】料金で選ぶ!歯科医院で受けるオフィスホワイトニング【圧倒的に安い】
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参考1:岩澤歯科
参考2:contribeauty!
参考3:医療社団法人 博心会グループ