無塩味噌とは、『塩分がほぼ含まれない味噌風調味料』のことです。
通常の味噌は原料に食塩を入れて、それを発酵・熟成させることで作られます。
しかし、無塩味噌は、醸造する際に一切食塩を添加しません。
そのため、ほぼ塩分が含まれない無塩の味噌(風調味料)を作ることができます。
しかし、実は『無塩』といっても、素材由来のナトリウムが微量に含まれるます。しかし、含まれるナトリウムは極々微量であり無視できるほどなので「無塩」と表示してもいいことになっております。
美味しいの?無塩味噌の味
それでは、無塩味噌の味はどのような味なのでしょうか?
実は「塩味」は全くと言っていいほどありません。
やはり食塩が元々含まれていないため、しょっぱさは感じられません。
しかし、味噌の風味や旨味を感じることはできます。
一方で、クチコミでは「美味しくない」という声も多くあります。
これは「塩味」がなく「味噌の風味だけ」があるためです。
いずれにせよ、味には「美味しさ」はあまり求めない方がいいです。
しかし、これだと「味のない無塩味噌なんて何に使えるの?」と思ってしまいますよね。
無塩味噌は味こそはありませんが、上手に活用することで減塩しながら食事の楽しみを改善する便利なアイテムになります。そこで、「無塩味噌」をどう活用していけばいいのか次の章で解説します。
無塩味噌のおすすめの活用方法
前章で紹介した通り、無塩味噌はあまり味はなく、正直「美味しい!」といった感じではありません。
しかし、上手に活用すれば、味気ない減塩生活中の食事を美味しく改善してくれる便利なアイテムだということに気がつきます。
ここでは、無塩味噌のおすすめの活用方法を2点紹介します。
1.減塩味噌と混ぜ合わせて「合わせ味噌」にする
味噌という調味料には、味や種類の違う味噌同士を混ぜ合わせる『合わせ味噌』という技があります。
無塩味噌を単体で使用するのではなく、他の減塩味噌に無塩味噌を混ぜ合わせることで通常の減塩味噌をさらに減塩することができます。
例えば、塩分50%カットの減塩味噌は100gあたり5.8g程度の塩分があります。
これに無塩味噌を半分混ぜ合わせることでで2.4g程度まで塩分を抑制できます。
塩分を2.4g程度まで抑えることができれば味噌汁1杯あたりの塩分は0.4g程度に抑制できます。
水でただ薄めるよりも、無塩味噌で割ることでで味噌の風味や旨味をそのままに、自然に減塩味噌の塩分を低減できます。
おすすめの減塩味噌はこちらの記事で紹介しています。
よろしければ、合わせてご覧ください。
2.醤油や砂糖と一緒に使用する
醤油や砂糖などの調味料と混ぜ合わせることで、味噌の風味を活かした調味料ができます。
クックパッドでも他の調味料と合わせた無塩味噌のレシピが多々あります。
是非、クックパッドなどを参考にしてみて下さい。
無塩味噌を使用したおすすめのメニューはこちらです。
・腎臓内科医考案エリンギひき肉無塩味噌炒め
・【減塩】鶏肉のトマト煮 無塩みそ風味他にも、クックパッドには多くの無塩味噌を使用したメニューがあります。
メニュー検索はこちらから:クックパッド - 無塩味噌
おすすめの無塩味噌
最後におすすめの無塩味噌を紹介します。
とはいっても無塩味噌の選択肢はほぼなくて、石山味噌醤油株式会社が製造している『塩分0%味噌風調味料(無塩味噌)』です。
石山味噌醤油の特許技術「ソルトフリー製法」により発行された塩分0%の無塩味噌です。
本来味噌は、雑菌の繁殖を抑えるため食塩を必要とします。しかし、無塩味噌では、食塩を全く使わずに発酵させる独自の発酵法により塩分ゼロ%を達成しています。その為、塩分制限のある方でも安心して食べられます。
しかし、先述したように「塩味」はほぼありません。
口コミでもそのまま食べて「美味しい」という声はほぼありません。
しかし、上記の無塩味噌のおすすめの活用法により、美味しく料理に使えます。
値段は500gで810円程度と非常にお求めしやすい価格です。
百聞は一件に如かず!是非お試しください。
無塩味噌以外に、おすすめの減塩味噌もこちらの記事で紹介しています。
無塩味噌と減塩味噌を合わせることで、塩分を調整しつつもしっかりと塩味の感じられる美味しい超減塩味噌を自分で調整可能です。是非、こちらの記事もご覧ください。
最後までお読みいただき有難うございました。
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参考:石山味噌醤油
参考:IP Force - 特許5919457
参考:クックパッド - 無塩味噌