水槽に入ったイベリアトゲイモリ
イベリアトゲイモリ

こんにちは、キリです。

 

世界には様々な面白い生態を持つ動物がいます。この『イベリアトゲイモリ』も通常は考えられない驚愕の生態をもつ動物の1種です。

 

敵に襲われると肋骨皮膚を突き破るのです!

 

今回は『イベリアトゲイモリ』の驚愕の生態を詳しくご紹介いたします。
ペットとして見た時、イベリアトゲイモリは飼いやすいのかどうかもお伝えします。

 

ここまでを読んで興味を持った方、そしてペットとして飼いたいと考えている方は是非読んでください。

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イベリアトゲイモリとは

サイエンスバーで飼われているイベリアトゲイモリ
『イベリアトゲイモイ』(イモリ科トゲイモリ属)はイモリ科の最大種で、成長すると成人男性の足よりも大きくなります
この写真の可愛い子も大人になったら大きくなるのでしょうね。

 

頭部は扁平で、胴体は灰褐色をベースに黒の斑点があります。
また横っ腹にはオレンジ色のイボイボが存在します。
このイボイボはこの後に紹介するの「驚愕の生態」に深い関わりがあるので覚えておいてください。

 

主に水中で生活しますが水が干上がると岩の間等で休眠することもあります。

イベリアトゲイモリの驚愕の生態!

早速ですが『イベリアトゲイモリ』最大の特徴をご紹介します!

 

敵に襲われると「肋骨」で「皮膚」を突き破り防御行動をとるのです!

 

横っ腹のオレンジのイボイボの部分から細い鉤爪のような肋骨が突出している様子がわかるかと思います!

 

《どうやって肋骨を皮膚から突き出すの?》

昔は広げた肋骨が専用の穴を通ると考えられていました。最近の研究では肋骨を回転させてひねることで、力づくで皮膚を貫いていることがわかって来ました。(痛い痛い痛い!! 😥 )

 

さらに肋骨と同時に白い毒液も分泌し敵を攻撃します。

 

《なぜこのような進化をしたのか?》

諸説ありますが、このように考えられています。

 

イベリアトゲイモリは陸で天敵と遭遇した時に、威嚇として肋骨を広げて自分を大きく見せるために肋骨が長く進化
そのうちにひねって皮膚を突き破れるまでになったと考えられています。

 

《こんなことして大丈夫なの?》

大丈夫です!

 

皮膚を突き破るなんてクレイジーですが、その凄まじい再生能力のためすぐに皮膚を再生できるのです。
その再生能力ときたら四肢や尻尾にとどまらず、目の水晶体や脊髄、損傷した心臓組織や脳細胞までも再生できることが知られています。

 

骨を皮膚から突き破るのもすごいですが、この再生能力も驚愕ですよね笑

 

この優れた再生能力は医学の研究にも役立っていて、また宇宙空間での研究も行われているそうです。

ペットとしてのイベリアトゲイモリ

イベリアトゲイモリのアルビノ
イベリアトゲイモリのアルビノ(白色個体)

 

面白い生態を持つ『イベリアトゲイモリ』ですが、実はペットとしてはメジャーな生き物です。
熱帯魚や爬虫類を扱うペットショップでは良く見かけることができ、アルビノ(白色の個体)も多く繁殖されています。

 

『イベリアトゲイモリ』は飼育しやすい生物です。
理由は、

・暑さに強いため水温調整が楽
水の汚れにも強く
なんでも食べる

そのためとても飼育しやすいのです。

 

責任をしっかり持てる方であれば比較的飼いやすいペットです。

 

ちなみにネット通販でメジャーな楽天、yahooショッピング、amazonで購入できるところを探しましたがどこも売り切れでしばらく入荷もしていないようなので、実質取り扱いなしのようです。他にもネットで取り扱いしている店舗は見つけられませんでした。

購入するのであれば、熱帯魚や爬虫類を扱っているペットショップへ直接行くことをお勧めします。

 

イベリアトゲイモリを一目見たい方は四谷の”サイエンスバー インキュベーター”でも見れます。
バーとしても面白いところなので、興味がある方は次の記事の読んで見てください。

終わりに

ペットとしてポピュラーな生き物も、実は驚愕の生態を持っていたりします。

 

『生き物って面白い』と改めて感じました。

 

他にも面白い生き物を紹介していこうと思いますので是非、その時はまた読みに来てください!

 

最後までお読みいただきありがとうございます。
面白ければ是非ブックマーク・SNS共有などお願いします!

 

イベリアトゲイモリを一目見たい方は四谷の”サイエンスバー インキュベーター”でも見れます。

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