データ分析や機械学習を応用したくて勉強し始めたPython。
今回は自分の学習の進捗度を確認するために『Pythonエンジニア認定基礎試験』を受験し無事合格できました。
私は物理系の研究・開発をしていますが、Pythonはおろかプログラミングもほぼ未経験。
独学でPythonを勉強していたため、正直合格できるのか不安でいっぱいでした。
そこで、今回は私がPythonエンジニア認定基礎試験を独学で合格した経験からおすすめの勉強法・勉強時間を紹介します。
また、試験における気を付けるべき注意点もありましたのでその点についても共有します。
Pythonの独学で不安を抱えている方、Pythonエンジニア認定試験を受けたいと思っている方は是非読んでみて下さい。
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目次
Pythonエンジニア認定基礎試験とは
Pythonエンジニア認定基礎試験の特徴・基本情報を解説します。
受験難易度・合格率や受験メリットなども記載しますので簡単にチェックしてください。
Pythonエンジニア認定試験
Pythonエンジニア認定試験とは、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会による民間資格。履歴書にも記載できる正式な資格です。
Pythonを学習し始めた方・将来的にPythonで仕事したい方向けの資格となっております。
Pythonエンジニア認定試験は2種類に分けられます。
・Pythonエンジニア認定データ分析試験
今回はその中で、Pythonエンジニア認定基礎試験のお話です。
両方受けようと思っている方は、Pythonエンジニア認定基礎試験→Pythonエンジニア認定データ分析試験という順番が普通です。
推進協会 | 一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会 |
受験会場 | 全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター |
試験内容 | 文法など基礎的な問題 |
試験難易度 | 難しくはない |
問題数 | 40問 |
問題形式 | 選択肢選択式 |
試験時間 | 60分 |
合格基準 | 70%以上(約28問) |
合格率 | 約80% |
受験量 | 税込11,000円 |
認定テキスト | Pythonチュートリアル 第3版 |
Odysseyの公式HPもチェックして見てください。
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Pythonエンジニア認定基礎試験のメリット
Pythonエンジニア認定基礎試験の受験メリットとしては以下のようなポイントがあります。
fa-check学習の定着
fa-check就職や転職に有利
fa-check学習目標の設定
Pythonに限らず独学で勉強するときには「何をどこまでできればよいのか」目標(ゴール)の設定が難しい。
特にPythonはプロでも常に勉強をしながらプログラミングするくらい奥深い。
そんな中初心者が目標を決めずに勉強を始めるのは、目印がない森で進む方向を決めるようなもの。
学習目標の一つとしてPythonエンジニア認定試験合格を設定することは、ゴールが明確化できるので初心者にはおすすめです。
さらに、ゴールが明確になるとモチベーションアップにもつながります。
fa-check学習の定着
Pythonエンジニア認定基礎試験を受験することは、学習の定着に繋がります。
教科書で知識をインプットしていても、どれくらい自分のスキルとして定着しているかは意外とわからない。
教科書を読んで「わかった」と思っていてももう一度読み返すと「あれ全然覚えていない」ということも多い。
学習の定着にはインプット→アウトプットの流れが重要です。
しかし、学習初心者にはアウトプットの場がありません。
そのため、学習した知識が定着できているかを確認する機会は少ない。
Pythonエンジニア認定試験を受験することで、実際に「問題を解く」というアウトプットの機会を得る。
その結果、インプット(勉強)→アウトプット(問題を解く)という流れが生まれ、学習が定着しやすくなります。
また、解けなかった問題が明確になるので学習定着度の確認にも便利です。
就職や転職に有利
Pythonエンジニア認定基礎試験は就職や転職にも有利になることがあります。
なぜなら、Pythonエンジニア認定基礎試験は履歴書などに記載できるちゃんとした資格だから。
現在の企業ではどこもITスキルを持ったエンジニアを要望しています。AIが普及とともに「Python」というワードも採用担当者に広く知られるようになった。
実際に私はPyhtonエンジニア認定基礎試験の資格を社内の公開プロフィールに記載したことで、ソフト系の仕事やPython系の仕事を振られる機会が増えました。
ちなみに私は物理系エンジニアなのでPythonやソフト系の仕事とはほぼ無縁でした。
Pythonエンジニア認定基礎試験おすすめ勉強方法
今回、私はプログラミングほぼ未経験でPythonエンジニア認定基礎試験にチャレンジ。無事にPyhtonエンジニア認定基礎試験を独学で合格できました。
Pyhtonエンジニア認定基礎試験は決して難しい試験ではありませんが、間違えた勉強方法では落ちてしまうことも十分にある試験。
そこで、独学でPyhtonエンジニア認定基礎試験を合格した経験から
・おすすめの勉強方法
・私が勉強した時間
・試験の注意点
をシェアしていきます。
独学で3か月で合格するためのおすすめの勉強方法
Pyhtonエンジニア認定基礎試験を独学で3か月で合格するためのおすすめの勉強方法をお伝えします。
私はUdemyなどの有料サービスは利用せず、参考書と無料の模擬試験で勉強を行い無事に合格しました。
振り返ってみてもこの勉強方法はかなりベストだと思いましたのでおすすめの勉強方法として紹介します。
まずはおすすめの参考書/模擬試験・私の勉強期間を紹介します。
おすすめ参考書 | 1.独学プログラマー 2.Pythonチュートリアル 第4版 |
模擬試験 (2が重要) |
1.認定模擬問題(DIVE INTO EXAM) 2.認定模擬問題(PRIME STUDY) |
勉強期間 | 約3か月間 |
現在公式参考書としては『Pythonチュートリアル 第3版』だが、すでに新しい『Pythonチュートリアル 第4版』が出ている。古い情報で勉強するよりも、新しい情報で勉強した方が絶対に良い。問題の正誤に直接的に関わるような修正も無いので購入するのであれば、第3版よりも第4版をおすすめします。
おすすめの勉強方法としては以下のような流れです。
勉強し始め最初の2か月:参考書中心に勉強
最初の2か月は参考書1、2を中心に勉強します。
参考書1.独学プログラマー
参考書2.Pythonチュートリアル
参考書1を20日で1周目:重要箇所にマーカー引きつつ
参考書1を10日で2周目:マーカー中心にさらっと
参考書2を20日で1周目:重要箇所にマーカー引きつつ
参考書2を10日で2周目:マーカー中心にさらっと
参考書は①よりも②のPythonチュートリアルの方が重要です。
理由は、試験問題はPythonチュートリアルに沿って出題されるからです。
しかし、いきなり②だと意味のわからない言葉も多いです。
そのため、あらかじめ①で基礎知識をつけることがおすすめです。
参考書はそれぞれさらっと2周します。理由は1周だけでは定着漏れが多いからです。
また合格だけを目指すのであればコードを書く必要はない。時間がある方は1周目だけでもコードを書きながら進めるとより覚えられます。
2周のうち、1周目は重要な箇所にマーカーを引きながら勉強します。
マーカーをつけることで、2周目はマーカー部分だけを重点的に読むことで1周目よりも素早く読み終えれます。
試験前の1か月:模擬試験中心
試験前の1か月は模擬試験を中心に勉強します。
1.DIVE INTO EXAM
2.PRIME STUDY<流れ>
1.DIVE INTO EXAMを正当率80%以上達成できるまで
間違えた問題は全問復習
⇓
2.PRIME STUDYを安定して合格できるまで
間違えた問題は全問復習
1.DIVE INTO EXAMよりも2.PRIME STUDYの模擬試験が重要です。
理由は2.PRIME STUDYの方が実際試験で出題された問題と近い問題が出ていたからです。
(全く同じ問題が出るわけではないので注意!)
そのため1.DIVE INTO EXAMは正答率80%を1回でも達成できたらOKで、早めに2.PRIME STUDYの模擬試験に移行しましょう。
1.DIVE INTO EXAMで80%とれていれば十分理解できていると言えると思います。
2.PRIME STUDYは何度も繰り返し受験してみましょう。
ちなみに模擬試験1も2も実際の試験より難易度は高いです。
上記2つの模擬試験が合格できるようになれば実際の試験でも十分合格可能。
しかし模擬試験は繰り返し受験すれば答えを覚えてしまうため合格点数は自然と上がります。
大切なのは自分の知識で理解すること。
間違えた問題はGoogleで検索したり、Pythonチュートリアルで再復習しましょう。
PRIME STUDYは問題文をGoogle検索に突っ込んでやると解説記事が出てくるためGoogle検索を使った復習方法もおすすめ。
Pythonエンジニア認定基礎試験の注意点
Pythonエンジニア認定基礎試験で注意をする点がありましたのでお伝えします。
fa-check「正しい選択肢」と「誤った選択肢」の混同
fa-check複数選択の問題もある
fa-check試験会場と試験日程は意外と少ない
模擬試験の問題と少し違う
先ほどもお伝えしたことですが、模擬試験と実際の試験は少し出る問題が異なります。
そのため、模擬試験と違う問題で混乱してしまうかもしれません。その時には落ち着いて下さい。
模擬試験と実際の試験の問題は少し異なるかもしれませんが、難易度は模擬試験の方が高かったです。
模擬試験を合格できていれば十分に解けます。
「正しい選択肢」と「誤った選択肢」の混同
選択するのが「正しい選択肢」と「誤った選択肢」なのかを間違わないように注意。
試験には「正しい選択肢を選べ」という問題と「誤った選択肢を選べ」という問題があります。
ここを読み間違うともったいないので指差し確認するくらいの気持ちで解きましょう。
複数選択の問題もある
模擬試験では選択肢を選ぶのは一つだけでした。
しかし、実際の試験では複数選択の問題も出題されたので単一選択なのか、複数選択なのかは注意しましょう。
ただ、私が受験時には複数選択の問題は40問中1問だったため多くは出題されないと思います。
しかし、その1問で泣かないように注意しましょう。
試験会場と試験日程は意外と少ない
試験会場と試験日程は意外と少ない。
関東でも最寄り駅に試験会場がないことも多い。
そのため、電車で行ける試験会場を予め何か所か探しておきましょう。
また、試験会場ではPythonエンジニア認定試験以外にも様々な試験が並行で行われています。
そのため、試験日程が埋まっており受験しようと思っても「席が空いていなくて1か月後しか受けられない」ということもあります。
模擬試験の勉強である程度合格目途が立ってきたら早めに試験の予約をしてくのもありだと思います。
試験会場は以下から検索できます。
fa-arrow-rightPython 3 エンジニア認定基礎試験
まとめ
ここまで、Pythonエンジニア認定基礎試験に独学で合格した経験をもとにおすすめの勉強方法や注意点をシェアしてきました。
Pythonエンジニア認定基礎試験は有料オンライン講座なしで十分に独学で合格可能です。
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しかし、エンジニアとしてさらに1ステップ進む際には独学では効率が悪いこともあります。
そのため、試験合格後さらに知識を深めたい時には有料オンライン教材はかなり重要な役割を持ちます。
私も試験合格後に実際にUdemyの講座を受験しておりますが、Udemyはかなりおすすめです。
Udemyの個人的おすすめポイントをまとめました。
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また、実はこの記事を執筆時点ですでにPythonエンジニア認定データ分析試験まで無事に独学で合格しています。
こちらも記事にする予定のため、Pythonエンジニア認定データ分析試験を受験したい方は是非参考にしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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