この記事は、"ヘノッホ・シェーンライン紫斑病"を患っている方を励ますための私の経験に基づいた記事です。
私の実際の闘病生活を全5話もここで、一度区切りとしたいと思います。
Vol.2『ドキドキのステロイド治療』
Vol.3『消化に良い食事で胃腸復活!』
Vol.4『減塩生活を楽しむためのおすすめ食品』
Vol.5『疲労と腎炎状態の相関関係』
こんにちは、キリです。
実は私、"ヘノッホ・シェーンライン紫斑病"という血管炎を患い約2年半の闘病をしていたことがあるのです。
ヘノッホ・シェーンライン紫斑病(IgA血管炎)の後遺症の一つとして、IgA腎症という腎炎があります。
実際、最後の方はヘノッホ・シェーンライン紫斑病の症状よりも腎炎との闘いでした。
お医者さんから言われたことは
「一生、腎炎と付き合うつもりでいてください」
ということでした。
腎臓を悪くしてしまうと、美味しい料理も食べれない、友達と外食もいけない、最悪悪化していくと透析を受けなければならないし、透析を受けたら水分すら制限を受けてしまうため、絶対に治してやろうと思っていました。
その結果、2年半の時間はかかりましたが、
担当医には無理と言われた腎炎も、完治をもらうことができました!
お医者さんも驚いてました。「これって治るんだね(笑)」って。
私が腎炎の治療に関して注意したことは2つです。
- 塩分制限
- 疲労を溜めないこと
①塩分制限に関しては、vol4で体験談と減塩のおすすめ食品をご紹介していますので、よければご覧ください。
この記事では、②「疲労と腎炎症状の相関関係」について体験談を紹介していきます。
疲労は溜めてはいけないらしい
まず、なぜ疲労を溜めないように気をつけたのかについて簡単にお話しします。
理由は、お医者さんから言われていたからです。
私は就活中に腎炎と闘い、就職して就職後に完治を頂きました。
就活中に担当医から言われたことは、
「9時-17時で終わる仕事にしなさい」
腎炎が悪化していくと疲労が溜まりやすくなるからだそうです。
また、疲労自体が腎臓の状態を悪くさせるからだそうです。
しかし、私はどうしてもメーカーで開発の仕事をしたいと思っていたので担当医のアドバイスは受け入れられませんでした。
だから、「絶対治してやる!」と静かに考えていました。
残業時間と腎炎の相関
私は塩分制限はめちゃくちゃできていたのですが、実は最初は「疲労を溜めない」ということに関しては気遣えていませんでした。
理由は、若さ故の疲労に対する危機意識の薄さです。
しかしある時、尿検査の結果が急に悪くなってしまい、その原因が「疲労」にあると気が付きました!
ここで、尿検査の結果を載せておきます。
尿蛋白(U-TP定性)と潜血(U-BLD定性)が腎炎の状態を示す指標で、高くなるほど状態が悪いことを示しています。健康な人では-1〜0の値を示します。
こちらに示す、尿検査の経過は4つの期間に分けられます。
②就職後の研修時期(残業なし)
③部署配属後の残業増加時期
④残業制限後
①大学院の時代は闘病しながらも研究に没頭していたので、検査結果は悪い状態でほぼ横ばいでした。
大学院を卒業して、就職後の
②研修の時期は、半年ほどはほぼ残業なしで帰れており検査結果は順調に良化していました。
しかし研修が終わり、配属部署が決まり
③配属後に残業が増加すると検査結果は急に悪くなりました。
なぜ悪くなったのか?
理由を考えてみたら、原因がわかりました。
ここまで読んでいただけたらお分かりになると思いますが「疲労」です。
研修中に良くなっていたことから、残業で疲労が溜まっていたのだと気が付きました。
(仕事に対するストレスなどは特にありませんでした)
しかし、その後再び検査結果が良くなっていますよね。
ここで私は会社に「残業制限」をかけてもらいました。
ありがたいことに、上司に相談したら直ぐに残業制限をかけてもらうことができました。
そして、塩分制限も平行で努めることで、医者からは「完治は無理だと思う」と言われていた腎炎も④残業制限のおかげで完治をもらうことができました。
残業やめて、働き方改革!
今回、塩分制限と残業制限で病気を完治させることができました。
しかし、これは自分の努力以外にも会社の協力もあってのものでした。
働き方改革が進む昨今ですが、まだまだ残業制限を喜んで受け入れてくれる職場も少ないかと思います。
私の場合は正直運が良かったと思います。
現在闘病中の方はあまり自分を追い込みすぎず、完治まではのんびりと働くのもいいかもしれません。
そんな方にはクラウドワークスがおすすめです。
在宅で、自分のペースで仕事ができ案件も豊富。
登録は無料ですし、とりあえずどんな案件があるのかみてみるのもいいと思います。
残業のない職場で働きつつ、給料はクラウドワークスで残業代を少し補うというのもいいかもしれません。
私も若かったので、最初は疲労の恐ろしさを知りませんでした。
しかし、そのままの意識ではダメだと実感しました。
本気で取り組めば、医者が治らないという予想をくつがえし完治まで持っていくことができました。
だから、皆様も腐らずに治療を続けて欲しいと思います。
腎炎と切っても切り離せない塩分制限に関しての記事もありますのでよければ読んでみてください。
闘病記は一度ここで区切りといたします。
ヘノッホ・シェーンライン紫斑病、そして腎炎で苦しんでいる皆様の励みになっていれば幸いです。
最後までお読みいただき有難うございました。
この記事が少しでもあなたの励みになっていただけたら幸いです。
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【参考】
♦参考[1]:国立研究開発法人国立循環器病研究センター