生活習慣病になる人って自分に甘い人が多いと思います。
看護師の知り合いから話を聞いたのですが
「生活習慣病患者の病棟は異様な雰囲気。皆、隠れてタバコ吸ったり、おかし食べたりで我慢できない小学生みたいだよ」
これを聞いて私はこう思いました。
医療費の大丈夫?
私も実は入院したことがあるから強く言えませんが、入院したからこそ言えることがあります。
病院ってめちゃくちゃお金かかるんです!
もちろん上記の様な方々の医療費も我々の税金で賄われています。
年金の維持が危ないというニュースがあります。
しかし実は、年金だけでなく医療費もかなりシビアになって来ているのです。
この記事を読めば
「病気になろうと、自分の勝手でしょ」と思っている方も、
「病気って自分だけじゃなく、他の人にも負担させてしまうんだ」と考え方が変わっていると思います。
【この記事の内容】
♦医療費が財政を圧迫しているという話
♦健康でいることが大切だという話
医療に生かされる
日本の寿命の伸び率は世界でも高く、1950年に比べると男女ともに20歳以上延びています。
「LIFE SHIFT -100年時代の人生戦略-」によると日本人で2007年に生まれた子供の1/2は107歳まで生きるという予測がされています。これは、現在小学生の子供の半分は107歳まで生きるという驚愕の予測です。
なぜ、これほどまでに寿命が延びるというと単純に栄養のある食べ物がいつでも食べられるということもありますが、医療技術の進歩が大きいと言われております。
少し大げさに言い換えると、医療技術で延命させられていているだけということです。
日本の財政は医療費で圧迫される
医療の進歩で寿命が延びているということは、医療費が膨張するということを指します。
実際に、国民医療費の推移から急激に医療費が増加していることがわかります。その額はすでに40兆円を超えています。
平成31年度の日本の一般会計費が大体100兆円ですので、比較するとその大きさはよくわかると思います
(出典:財務省資料「平成31年度一般会計概算要求・要望額」より)
増える若者の負担
一方で、生産年齢人口は1995年をピークに減り続け、2030年にはピーク時の500万人減少すると言われています。
つまり、
若者の減少により税収が減り、一方で高齢者の増加により医療費が激増しているのです。
このままでは医療費に圧迫されて、必要な社会インフラを維持できなくなってしまいます!
かといって、急に税収を増やすことも少子高齢化を解決することもできません。
(年金ももらえないのに「少子化対策で子供生め」と言われてもお金が心配で無理ですよね)
それでは我々はどうしたら良いのでしょうか?
健康は自分だけのためではない!
我々にできることは、健康を維持することです!
日本では保険適用だと3割負担で、残り7割はみんなからの税金で賄われています。
よく、こういう人いませんか?
「タバコ税で多く税金納めてるんだから感謝しろよ!」
しかし、よく考えてみてください。
「あなたが病気になったら、誰が自費負担以外の7割を負担しているの?」
病気は自分だけに迷惑がかかるのではなく、医療費による財政の圧迫は社会課題になっているのです。
他にも、生活習慣の乱れからくる生活習慣病にかかる人は増加傾向にあります。
生活習慣病は睡眠、運動、食事などの基本的な生活習慣を見直すだけである程度の予防はできます。
ラーメンを食べながら
「我慢するくらいなら、我慢せず早死にした方がマシ!」
という方も、いざ病気になれば病院に行くと思います。
この時の医療費は国民からの税収で賄われているということに気がついてください。
健康は権利ではなく義務と考えて自分の生活習慣を見直す必要があります。
ゆくゆくは浮いたお金が年金だったり、社会インフラだったりで還元されると考えて見てはどうでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
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