『無塩醤油』を上手に活用すると減塩生活中の食事の楽しみを改善することができます。
しかし、無塩醤油は通常のお醤油とは全く違うものなので、予め無塩醤油の味や使い方を知っておかないと残念なことになってしまいます。
そこで、この記事では無塩醤油の味や活用法、おすすめの無塩醤油を紹介・解説していきます。
無塩醤油の味や無塩醤油のおすすめの活用方法を知りたい方は是非、読んでみてください。
『無塩醤油』とは?
無塩醤油とは、『塩分がほぼ含まれない醤油風調味料』のことです。
通常の醤油は醤油麹(しょうゆこうじ)に食塩水を入れて、それを発酵・熟成させることで作られます。
しかし、無塩醤油は、醤油を醸造する際に一切食塩を使用しません。
そのため、ほぼ塩分が含まれない無塩の醤油(風調味料)を作ることができます。
しかし、実は『無塩』といっても、素材由来のナトリウムが微量に含まれます。しかし、含まれるナトリウムは極々微量であり無視できるほどなので「無塩」と表示してもいいことになっております。
無塩醤油って美味しいの?
それでは、無塩醤油の味はどのような味なのでしょうか?
実は「塩味」は全くと言っていいほどありません。
やはり食塩が元々含まれていないため、しょっぱさは感じられません。
しかし、醤油の風味や旨味を感じることはできます。
一方で、クチコミでは「苦い」という声も多くあります。
これは「塩味」がなく「醤油の風味だけ」があるためです。
いずれにせよ、味には「醤油らしさ」はあまり求めない方がいいです。
しかし、これだと「味のない無塩醤油なんて何に使えるの?」と思ってしまいますよね。
無塩醤油は味こそはありませんが、上手に活用することで減塩しながら食事の楽しみを改善する便利なアイテムになります。それで「無塩醤油」をどう活用していけばいいのか次の章で解説します。
無塩醤油のおすすめの活用方法
前章で紹介した通り、無塩醤油はあまり味はなく美味しくはありません。
しかし、上手に活用すれば、味気ない減塩生活中の食事を美味しく改善してくれる便利なアイテムだということに気がつきます。
ここでは、無塩醤油のおすすめの活用方法を2点紹介します。
2.減塩しょうゆと無塩しょうゆで割る
1.味の濃い料理に使う
『味の濃い料理への風味付け + 旨味の付加』に利用しましょう。
無塩しょうゆには塩味はありませんが、醤油の風味と旨味(アミノ酸)が含まれています。
焼き魚など「味は十分濃いけどもう少し醤油の風味が欲しい」というときに無塩しょうゆを使用することで、塩分そのままにしょうゆの風味を付け足すことができます。
他にも煮物や汁物などの風味付けにもおすすめです。
2.減塩醤油を無塩醤油で割る
無塩醤油を単体で使用するのではなく、減塩醤油を無塩醤油で割って使うことで通常の減塩醤油をさらに減塩することができます。
減塩醤油は大さじ一杯で1.2g程度の塩分はあります。
これを無塩醤油で50%に希釈して使うことで0.6gまで塩分を抑制できます。
水で薄めるよりも、無塩醤油で割ることでで醤油の風味や旨味をそのままに、自然に減塩醤油の塩分を低減できます。
おすすめの減塩しょうゆはこちらの記事で紹介しています。
よろしければ、合わせてご覧ください。
おすすめの無塩醤油
最後におすすめの無塩醤油を紹介します。
とはいっても減塩醤油とは違い、無塩醤油にはほとんど選択肢はありません。
ここでは、おすすめの無塩醤油として福萬(ふくまん)醤油の『ソイゼロ』を紹介します。
販売元である「福萬醤油」というお店は聞き慣れない名前かもしれません。
福萬醤油とは、福岡に実店舗を構えており、そこでは醤油のテイスティングバーを設けたり、自らを「醤油のワンダーランド」と呼ぶなど、とにかく醤油を楽しむことにこだわりを持つお店なのです。
そのような福萬醤油で販売されている無塩醤油が『ソイゼロ(SOY ZERO)』です。
ソイゼロは食塩の代わりにアルコールを添加して、醸造した醤油風旨味発行調味料です。
旨味成分であるアミノ酸が豊富に含まれ、醤油の風味と旨味を活かした味付けに使えます。
牡蠣や焼き魚や煮物、炒め物など元々塩分が効いた料理に使用することで美味しく食べることができます。
持ち歩きに便利なスプレーボトルタイプや、減塩醤油とのブレンドに便利な大容量ボトルタイプなどがあります。
両方1本ずつあると、家の中、外両方で使えて便利です。
値段は、80mlのスプレーボトルタイプで864円と比較的お手軽です。
amazonや楽天などのネット通販でもお気軽に試せるので興味がある方は是非、買って試してみてください。
最後までお読みいただき有難うございました。
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参考:りそな中小企業財団法人
参考:醤油職人
参考:高血圧学会減塩委員会 - 減塩食品について