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魚のぬか漬けと粕漬けと味噌漬けと酢漬けの塩分まとめ

スーパーで売っている魚には塩分表記がありません
そのため、塩分が分からず魚を減塩中に食べていいか迷うところです。

 

そこで、魚の塩分について調査しました。
今回は特に、「ぬか漬け」、「粕漬」、「味噌漬け」、「酢漬け」の塩分について解説していきます。

 

減塩中でスーパーで「ぬか漬け」、「粕漬」、「味噌漬け」、「酢漬け」を見たときに塩分に悩んだことがある方は、是非、この記事を読んでみてください。

通常の「切り身」「干物」の塩分に関しては、以下の記事で紹介しているため合わせて読んでみてください。

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「魚の漬け物」とはそもそもどんなもの?

魚のぬか漬けと粕漬けと味噌漬けと酢漬けはどんなもの

「ぬか漬け」、「粕漬け」、「味噌漬け」、「酢漬け」などそもそも魚の◯◯漬けってどういうものなのでしょう?まずは、魚の漬物の種類に関してそもそもどんなものなのか説明します。

 

魚の◯◯漬けの種類には、主にぬか漬け、粕漬け、味噌漬け、酢漬けの4種類があります。

魚の漬物の種類
魚の漬物には以下の主に以下の4種類があります。
・ぬか漬け
・粕漬け
・味噌漬け
・酢漬け

 

それぞれに関してどんなものなのか順番に説明します。

魚の「ぬか漬け」

「ぬか」とは「米ぬか」のことで、玄米を精米して白米にする際、削ってしまう米の外皮のことです。この「ぬか」に塩や水などを混ぜて「ぬか床」を作ります。
ぬか漬けは、このぬか床に魚を1日程度漬けて魚のぬか漬けを作ります。

 

「米ぬか」自体には塩分はほぼありませんが、米ぬかに対して塩をバンバン入れるため塩分が高くなります

魚の「粕漬け」

「粕」とは「酒粕」のことで、米を麹や酵母により発行させてもろみを作り、このもろみの水分を絞ったものが酒粕です。粕漬けでは、この「粕」に味噌、塩、酒、砂糖などを加えて「粕床」を作ります。
粕漬けは、この粕床に魚を半日~1日程度漬けて魚の粕漬けを作ります。

 

「酒粕」自体に塩分はありませんが、酒粕に対して味噌や塩なども同時に入れるため塩分が高くなります

魚の「味噌漬け」

味噌漬けでは、「味噌」に酒、みりんなどを加えて作った「味噌床」を作ります。
味噌漬けは、この味噌床に魚を漬けて作ります。通常は米味噌を使用しますが、西京味噌を使用する場合も多いです。西京味噌を使う場合は西京漬けと呼ばれます。

 

味噌を使用するため、塩分はもちろん高くなります

魚の「酢漬け」

酢漬けは、「酢」に魚を漬けます。しかし、酢につける前に、魚に塩を振り、まぶします。魚に塩をまぶす理由は、塩をまぶすことで魚の中身の水分を表面に吸出し、身を引き締めるためです。魚の酢漬けと聞くとあまりピンとこないかもしれませんが「しめさば」などが魚の酢漬けとして有名です。

 

魚の酢漬けでは、この塩の影響で塩分が高くなります

漬けると魚の塩分は高くなる

ただの生の魚の塩分は決して多くありません。しかし、以上のようにぬか漬け、粕漬け、味噌漬け、酢漬けなど、「漬物」にすると魚は塩分がたかくなる傾向があります。
魚の切り身などの塩分に関しては以下の記事をご覧ください。

 

それでは、魚の漬物にはどれくらいの塩分が含まれるのか次の章で具体的な塩分を紹介します。

魚の「ぬか漬け」「粕漬け」「味噌漬け」「酢漬け」の塩分解説

魚のぬか漬けと粕漬けと味噌漬けと酢漬けの塩分解説

魚の漬物の塩分を紹介します。

 

以下に、「魚のぬか漬け」「魚の粕漬け」「魚の味噌漬け」「魚の酢漬け」の塩分をまとめた表を記載します。しかし、魚の漬物は製造している会社や地域によって塩分差があるので参考程度と思ってください。

 

ぬか漬け、粕漬け、味噌漬け、酢漬けなどのなどの魚の漬物の塩分表
「魚のぬか漬け」「魚の粕漬け」「魚の味噌漬け」「魚の酢漬け」などの魚の漬物の塩分表(参考3より作成)

 

ざっくり平均すると、魚の漬物の塩分は1切れで2g前後ということがわかります。
以下の記事で紹介している干物に比べると若干少なめの塩分ではあります。しかし、一食の塩分が2gを目安(以下記事参照)とすると、魚の漬物は塩分が低いとは言えません

減塩中に魚の漬物は食べてもいい?

減塩中に魚のぬか漬けと粕漬けと味噌漬けと酢漬けは食べてもいい

この記事では、魚の「ぬか漬け」、「粕漬け」、「味噌漬け」、「酢漬け」など、魚の漬物の塩分に関して解説してきました。

 

種類・大きさなどによってばらつきはありますが、魚の漬物の塩分は1切れで2g前後でした。厚生労働省によると、1日の推奨塩分摂取量は6gとしています。つまり、1食2g程度が塩分の摂取目安になります。この目安と比較すると、確かに魚の漬物は比較的塩分は高いです。

 

しかし、減塩中でも魚の漬物は決して食べられないというわけではない

 

魚のぬか漬け、粕漬け、味噌漬け、酢漬けを減塩中に食べる際の減塩方法を以下にまとめます。
以下のような工夫をすれば、魚の漬物を食べることは可能。減塩中にシメサバなどの魚の漬物を食べたい時には、以下の工夫を参考にしてください。

 

減塩中に魚の漬物を食べるための減塩方法
食べる量を半分程度にする
ほかのおかずを無塩のものにする
自分で低塩分の魚の漬物を作る

ただし、体調は個人により異なりますので、ご自分の体調に合わせ、場合によってはお医者さんに相談しましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。
お役に立ちましたら、是非SNS共有などお願いします。

 

<参考>
・参考1:https://www.sirogohan.com/recipe/sawara/
・参考2:https://hico2019.com/cuisine_and_wine/2548/
・参考3:塩分早わかり表 第三版/女子栄養大学出版部

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