平成と令和の分かれ道

2019年 今年は平成31年になりますが平成31年4月30日でついに平成も終わります。元号が変わる前に、少し立ち止まって元号の由来について考えて見ませんか?

「平成」って何?どういう意味?

 

この記事では「平成」「大正」「昭和」の3つの元号についてその由来・意味を噛み砕いて説明します!

 

ちょっとでも「気になる」と思った方は、3分でわかるので是非読んでみてください!

 

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【平成・昭和・大正】元号の由来と意味。3分でわかりやすく解説!

平成「国の内外、天地とも平和が達成される」

平成という文字
平成には2つの由来があります。

平成の由来
『史記』五帝本紀より、
「内平外成」(内平かに外成る)

『書経(偽古文尚書)』大禹謨より、
「地平天成」(地平かに天成る)

どちらも『平』は『平和』『成』は『達成』という意味で、これから『平成』になりました。
こちらは「国の内外、天地とも平和が達成されるという意味です。

世界で唯一原爆が落とされた故に、平和を強く願っている日本らしい慈しみのある元号だと感じます。

昭和「皆が徳を持てば、皆仲良し」

昭和という文字

昭和の由来
四書五経のひとつ書経尭典より、
「百姓昭明(ヒャクセイショウメイ)、協和万邦(キョウワバンポウ)

『百姓昭明』の『昭』と、『協和萬邦』の『和』で、『昭和』ができました。
その意味は、文中の『昭』は人々の『徳』を表し、『和』は『心和む』ことを表しています。
百姓(人々のことを表します)が、それぞれ徳を明らかにすれば、萬邦(世界中)を仲良くさせることができるという意味です。
噛み砕くと、「皆が徳を持てば、皆仲良し」という意味ですね。
国民の平和および世界各国の共存繁栄を願う意味があります。

なお江戸時代にまったく同じ出典で、明和の元号が制定されているます(「百姓昭明、協和萬邦」)。

大正「政治が民意に寄り添う」

大正という文字

大正の由来
易経より、
「大亨は以って正天の道なり」(大いに亨(とお)りて以て正しきは、天の道なり)

『大亨』の『大』と、『正天』の『正』で『大正』ができました。
「天が民の言葉を嘉納し(受け入れ給い)、政治が正しく行われる」という意味があります。

大正はわずか14年しかない年代ですが、「大正デモクラシー」で知られているように、民主政治が大きく発展した時代でもあります。
大正の由来に恥じない「政治が民意に寄り添う時代」になった時代なのではないでしょうか?

終わりに

年号は全て、中国の故事成語から由来していることがわかりました。平成、昭和、大正以外の元号も全て中国の故事成語から由来しているそうです。

また、年号に込められた思いとしては、『平和』協調』『民主』といった願いが込められているということがわかりました。(その願いがその時代に実現するかどうかはまた別ですが・・・)

 

「令和」に関しても意味を知りたい方は、是非こちらをお読みください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。
平成生まれもこれからは古くなるのでね!時代は進んでいますね!

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