こんにちは、キリです。
人狼ゲームとかの心理戦って途中ギスギスしてしまうことってありませんか?
これは相手を言い負かすための心理戦だからだと思います。
相手を見抜く面白さが心理戦の醍醐味ではありますが、これでは後味悪いですよね。
今回、ご紹介するゲームは白熱した心理戦でありながら、全くあと腐れなくさっぱり終われるアナログゲームです!
将棋の戦略性✖︎人狼ゲームの心理戦を掛け合わせたような2人用ゲームで、あと腐れはないのに、めっちゃ悔しい!
その名は”ガイスター”です。
この記事は、以下の内容を知りたい方におすすめですの記事です。
♦ガイスターの魅力
♦ガイスターの戦略紹介
ガイスターとは
見た目は同じな赤と青の2種類のオバケを互いに将棋のように取り合います。
しかし、赤はとってはいけないオバケです。
自分は相手のオバケの動きから赤か青かを見抜き、一方で相手には自分のオバケが赤か青か気づかれないように相手を騙す心理戦の要素もあります。
相手の心理を読み切り勝った時の優越感は堪りません。
逆に、負けた時は悔しくて「もう一回!」と言ってしまうほど悔し楽しいゲームです!
また、個人的におすすめなポイントが、
ボードや駒が安っぽくないことです。
アナログゲームの困るところって、遊んでいるとボロボロになってしまうことが一つあると思います。
UNOとかトランプってすぐにボロボロになりますよね。
しかし、ガイスターはとても作りが良いのでずっと使えます。
ボードは重厚感があり高級感があります。
黒くて高級感のあるボード。4つ折り畳まれています。
駒もしっかりしたプラスチックでサイズ感もちょうどよく、安っぽさは全然ありません。
ガイスターのオバケの駒です。 正面から見ると何色のオバケかわかりません。
ガイスターのルール
ガイスターのルールをわかりやすく説明します!
簡単なので2分で覚えられます!
【勝利条件】
・自分の青いオバケを脱出させる。
・相手の青いオバケを全て取る
・自分の赤いオバケを相手に全て取らせる
【準備】
赤と青のオバケを4つずつ配ります。
相手に赤か青かわからないように、中央4列×2行の範囲(下図)に好きなように並べます。
中央4列×2行の範囲であれば、赤と青の配置は自由です。
互いに4列×2行の範囲に好きなようにオバケを配置
【ゲームの進行】
オバケは上下左右いずれか1マス動ける
①先攻・後攻をじゃんけんで決めます。
②先攻のプレイヤーはオバケを縦横いずれかに1マス進めることができます。
③あとは将棋のように交互にオバケを進め合い、相手のオバケを捕まえると掴めたオバケを取り除きます。
④オバケを取ったら色を確認します。
青なら「よし!」、赤なら「うーん・・・」って感じです。
繰り返しになりますが、
プレイヤーは青いオバケを相手陣地の両端の矢印のマスを目指し、そこから外に出たら勝利です。
もしくは相手の青いオバケを全て取れば勝利です。
もしくは自分の赤いオバケを相手に全部取らせても勝利です。
相手側の矢印のあるマスから青のオバケを外に脱出させれば勝利
まるで将棋?ガイスターの戦略的を知れ!
ガイスターの戦略をいくつかご紹介いたします。
7つの初期配置と戦略
静岡大学浜松キャンパスゲーム研究会logに面白い解説があったので初期配置の戦略に関してはこちらを引用します。
こちらではわかりやすいようにビジュアル化させていただきました。
【ファイアウォール】
死んでも惜しくない赤を積極的に前に出し、壁にすることからついた呼び名。牽制・特攻・殲滅、共に優秀。当初からのトップメタ。悪く言えば理論上の最強。当然看破されたときは悲惨。初見はこれでやってみるのもいい。その強さが分かることだろう(最もここでこんなに推したら気が引けるとは思うが)。
ファイアウォール
【バックファイヤ】
うって変わって後衛(バック)に赤(ファイア)を置く形。前述のファイアウォールと同様に型が読まれやすいため、廃れていくとは思う。バックファイアに至っては明確なメリットが相手の読み違いぐらいしかない地雷陣形。一応、後述の移動陣形にあるドランザーのような特殊な移動を用いれば面白いことになる。
バックファイア
【ファイアフォーメーションタッチ青】
前述の2つの陣形にアレンジを加えた形。上記の例のみならず、入れ替える数・場所等パターンがいくつかあり、初期配置からまず読まれない。多くのランダムフォーメーションはこれに属する。この陣形には不確定性が多いため、後述の駒移動陣形の方が結果重視される。
ファイアフォーメーションタッチ
【マーブルフォーメーション】
赤と青を交互に配置する秩序を持ったフォーメーション。この陣形のいいところは規則性を持ちながらも2パターンの配置が可能であるところ。
マーブルフォーメーション
【ランダムフォーメーション】
作為なく駒を配置するという思考放棄の典型。悪い書き方だがこのゲーム、序盤にとる駒の殆どが思考放棄である上、後半にも考えてもどうしようもない場面が多々あるために、ある意味でゲームの本質を一番ついた陣形だろう。これに関しては初期配置時にこの陣形か否かは分かるので後の推理の手助けになるかもしれない。
【ロールシャッハフォーメーション】
プレイヤーの性格というのもこのゲームの重要なファクターである。意図せず配置すると美しさを求め、シンメトリーにしてしまう傾向にある人間もいるかもしれない。看破されたときは壊滅だが、不純色をタッチすることで裏をかきやすくもある。そういう点ではファイアフォーメーションの亜種の域を出ないという見方もできる。
ロールシャッハフォーメーション
【LJフォーメーション】
テトリスでいうLとJの形になぞらえた筆者一押しの陣形。やってることはファイアフォーメションタッチ青の域を出ないが、陣形が秩序立っていて且つ、4パターンあるというバリエーションの多さが魅力である。
LJフォーメーション
たった4つのオバケの動かし方の基本指針
【①赤を積極的に動かし攻める】
・最初のオバケは相手も気軽に取ってくるため、赤をとらせたい。
・万が一赤だとバレても、相手の陣地に1つオバケがいると陣形を崩壊させられる。
・こうなると、赤だとわかっていても取らざるを得ない状況に相手を追い込める。
赤を積極的に動かす
【②1対2など、数的有利を作り出せ】
・相手に1つオバケを取られたとしても、もう1つのオバケで取り返せる。
・赤いオバケを取ってしまうと、相手はもう1個は心理的に取りにくくなる。
・これで青を残すことができればゴリ押しで脱出マスへ侵攻できる。
2対1など数的有利を付け足す
【③オバケの数が減ってきたら、相手のオバケも減らせ】
先述したように、相手に数的有利を取られると厳しい状況になります。
守りが少ない時に、攻められたらゴリ押しで脱出されてしまいます。
【④相手の赤を3つ取ってしまったら、青を決め打ち】
赤いオバケを3つ取ってしまったら、リーチです。
1つ赤いオバケを見抜きましょう。
そして、隙があれば脱出を試みてください。
こういう時は赤いオバケは相手の陣地で眠っていることが多いので動かしていないオバケには注意してください。
相手の赤を3つ取ってしまった時
最後に
以上、ガイスターの解説でした。
戦略など長々と書きましたが2、3回やって見るのが一番です(笑)
あまり難しいことは考えずやってみてほしいです!
(ここまで解説しておいてこれを言うかって感じですが)
アナログゲームが好きな方はこちらの記事もおすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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